今の会社に入って数年経った事務職のあなた。
仕事がマンネリ化して、飽きたり、モチベーションが下がったりしていませんか?
事務系の職種だとルーティンワークが中心で、営業目標のような目指すべき目標がないので困りますよね!
実は1年前の僕もそうでした。
僕はモチベーションが低いのはなぜかを考えた結果、
「流されるまま目標もなく仕事しているから、モチベーションが上がらない」
と考えました。
そして、僕は資格勉強を始めて、ビジネスキャリア検定(生産管理)1級を取得しました。
ビジネスキャリア検定や民間資格を検索すると、
「ビジネスキャリア検定 意味ない」「資格 意味ない」
といったネガティブキーワードが出てきます。
また、「民間資格や公的資格なんて転職や就職に役立たないから無意味」
という方もいますが、僕はそう思いません。
この記事では、僕がビジネスキャリア検定をおすすめする3つの理由を紹介します。
ビジネスキャリア検定を簡単に説明
ビジネスキャリア検定は中央職業能力開発協会(JAVADA)が実施している公的資格試験です。
「営業・人事・生産管理・ロジスティクス(物流)」など事務職向けの8つの試験分野があります。
簿記やFPのように等級もあり「1級・2級・3級・BASIC」の4つから選んで受験します。
2級・3級は年2回、BASICは年1回の試験です。
受験対象の目安 | 試験方式 | 試験時間 | 受験料 | |
1級 | 実務経験10年程度 | 論述式 | 150分 | 11,000円 |
2級 | 実務経験5年程度 | マークシート | 110分 | 7,700円 |
3級 | 実務経験3年程度 | マークシート | 110分 | 6,200円 |
BASIC | 学生・新社会人 | マークシート | 60分 | 3,300円 |
【資格試験】ビジネスキャリア検定受けてきた(前編) (seisankanri-jimu.com)
定期的に受験区分の変更などがあるため、公式サイトを確認ください。
ビジネスキャリア検定合格を人事考課の要件や合格報奨金の対象としている会社もあります。
ビジネスキャリア検定のメリットデメリット
新入社員の教育プログラムとして最適(BASIC級)
中堅以上にとっては実務経験を体系化して学び直しできる(2級・3級)
中小企業診断士や社労士を目指す人にはステップアップとして最適(1級)
知名度が低く転職にはあまり役立たない
受験料・テキスト代・問題集が高い
テキストや問題集は普通の書店では取り扱っていない
ビジネスキャリア検定をおすすめする3つの理由
①スキルアップで自分の時間が増える
この記事を読んでいる皆さんは自分のスキルアップに強い関心がある人です。
リスキリングやリカレント教育を政府が進めているように、自分でスキルを磨いていかないとこれからの時代は生き残れません。
下のグラフは企業がどれだけOFF-JTにお金をかけているかのグラフです。
日本はアメリカの20分の1、ドイツやイタリアの10分の1しかお金をかけていません。
もう一つ、一人当たりにどのぐらいお金をかけているかの調査結果もあります。
OFF-JTに支出した費用の労働者一人当たり平均額(費用を支出している企
引用元:厚生労働省 令和元年度「能力開発基本調査」
業の平均額。以下同じ。)は1.5万円であり、前回に比べ減少している。また、3年
移動平均についても、直近では低下している。
一方、自己啓発支援に支出した費用の労働者一人当たり平均額は0.3万円であり、
平成30年度調査以降、横ばいで推移している。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/104-02b.pdf
これらの資料を見ると分かるように、日本企業はOFF-JTや自己啓発にお金をかける気がなさそうです。
(OFF-JTと自己啓発合わせても2万円弱)
これまでの実務経験に加えて、仕事の内容を体系立てて理解することはスキルアップや生産性の向上につながります。
生産性の向上によって得られること
・残業や休日出勤が減り、自分の時間や家族との時間が増える
・知識をもとにした仕事のアイデアが増える
②資格試験のレベルを選べる
皆さんは日本の社会人の平均学習時間が一日何時間かご存知ですか?
1時間、3時間、、、、いいえ、答えは「平均10分以下」です。
(「令和3年社会生活基本調査結果」(総務省統計局))
ビジネスキャリア検定は「BASIC・3級・2級・1級」と、自分で受験する級が選べます。
社会人ならば実務経験があるので、基礎はできているはずです。
勉強するにしても、ゼロからのスタートよりは何倍も楽にできます。
僕は学習を継続することが一番大事と考えています。
今まで学習してこなかった人がいきなり、毎日3時間勉強したり、ちょっと勉強しただけで合格ラインに届くとは思いません。
資格試験に合格するには泥臭い積み重ねが必要です。
勉強をしていると、必ず解けない問題が出てきます。
そこで挫折してしまうのは本当にもったいないことです。
そうならないために、できそうな課題を少しずつ達成し成功体験を積んでいくスモールステップ法をおすすめしています。
ビジネスキャリア検定はこのスモールステップ法に最適な資格です。
③上位資格への足掛かりになる
ビジネスキャリア検定は基礎を学ぶ上で最適な資格だと考えています。
次のステップとして、いわゆる士業や国家資格へのチャレンジを考えてはどうでしょうか?
ビジネスキャリア検定を足掛かりにして挑戦すべき資格
・中小企業診断士(生産管理/経営情報システム/経営戦略)
・社会保険労務士(人事・人材開発・労務管理)
・基本情報技術者/応用情報技術者(経営情報システム)
・運行管理者(ロジスティクス)
経理の方には、ビジネスキャリア検定ではなく、日商簿記検定がおすすめです。
簿記はクセのある技術ですが、理解すると会社や家庭でのお金の流れがわかります。
特に日商簿記2級以上は転職活動のアピールポイントになりますので、ビジネスキャリア検定ではなく日商簿記を取得すべきです。
まとめ|ビジネスキャリア検定をおすすめする3つの理由
僕がビジネスキャリア検定をおすすめする理由は
①スキルアップで自分の時間が増える
②資格試験のレベルを選べる
③上位資格への足掛かりになる
政府はリスキリングやリカレント教育を進める方針をとっています。
リスキリングというのは、技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために業務上に必要な新しい知識やスキルを学ぶことです。
リスキリングで学ぶべきスキル
簿記、ITスキル、マーケティングスキル、データ分析、コミュニケーション、英語など
これだけのスキルが必要になると言われると頭が痛くなりますよね?
安心してください、僕もです(笑)
とはいえ、そんな時代で生きていかなければならないのも事実。
先ほども出した令和3年社会生活基本調査結果によると、「学習・自己啓発・訓練」を行った人の割合は39.6%でした。
しかし、継続して学習や自己啓発をできている人の割合はもっと少なくなると思います。
これ、チャンスだと思いませんか?
今始めて、継続することさえできれば、大きなアドバンテージになりますよ!
今回はビジネスキャリア検定をおすすめしましたが、簿記やIT系のスキルも全然ありです。
将来に向けて一緒にお勉強を始めましょう!
もう一度言いますが、行動して継続するだけで一歩も二歩も前に進めます。
ツイッターでは、資格のことや仕事のこともツイートしています。
サボっていたら、遠慮なく喝を入れてください(笑)
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