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【生産管理】基礎用語②(QCD+α)

生産管理
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こんにちは!たっきーです。
僕の簡単なプロフィールはこちら

暑い日が続いていますね~
熱中症、大丈夫ですか?
水分補給・塩分補給、適度な睡眠を取って乗り切っていきましょうね!

今回は生産管理の基礎用語の第2弾です。
よく使われる「QCD」にプラスアルファで解説していきたいと思います。
QCDについて、簡単に解説したのはこちら

今回の記事はこんな人にオススメ
・生産管理の仕事に配属されたばかりの人
・生産管理の仕事に挑戦したい人
・新社会人でそろそろ仕事に慣れてきた人

QCDとは

僕の仕事は生産管理なので、この「QCD」が仕事に直結します。
では、このQCDは何かというと、

①QUALITY(品質)→良い品質なモノを
②COST(価格)→より安く
③DELIVERY(納期)→希望する納期通りに
お客さんにモノを届けるための活動です。

生産管理の最大の目的はこの「QCDの最大化」、
そしてモノづくりにおいてはこの「QCDの追求」
が初歩の初歩となります。

このQCDですが、5Sと同様、優先順位があります。
Q(品質)→C(価格)→D(納期)という順番です。
製造業では、「品質が最優先」です。
お客さんが求めている品質をクリアしなければ、
どれだけ安くても、納期より早く納品しても意味
がありません。
逆に不良品として、お客さんからの信頼を損ねる
結果になります。

C(価格)とD(納期)については、状況によります。
というもの、このQCDはトレードオフの関係に
あります。
それぞれの会社で置かれている状況が異なるの
で、QCDに対してどのようにバランスを取るか
は、経営者や生産管理担当者の考え方が反映さ
れます。

僕の場合だと、「Q→D→C」の順番ですね!
たま~に、納期で切羽詰まって「Q」をすっと
ばして、「D」を優先したいときもありますが、
「品質が最優先」という原則を守っています。

QCDの最大化のために

では、このQCDを最大化するためにはどうするか
というと、QCDそれぞれを管理しなければいけま
せん。

①Q→品質管理
品質を最大化するための簡単な指標は、
「納品物に対して不良が発生しないこと」
です。
そのためには、各工程で不良を発生させない
ことと、最終の検査で不良を流出させないこと
が重要になってきます。
現在は、不良を最終検査で抑えるよりも、各工程
で「品質を作りこむ」ことに重点が置かれています。

②C→原価管理
ブランド品ならともかく、工業用製品などでは、
値段の安さも購入の動機となります。
企業は営利を追求しますので、利益を出している
かどうかをチェックしなければなりません。

そのためには、CVP分析や損益分岐点などを使って
原価計算をする必要があります。
そしてその数字やデータを現場にフィードバックして、
作業内容の見直しなどさらなる原価低減を図っていきます。

③D→納期管理
納期を守るには「いつ・何の製品が・どれだけ完成するか」
を把握している必要があります。
そのためには、
①生産計画を立てること
②実際の生産状況は予定通りに進んでいるかチェックすること
③特に予定通りに進んでいない場合は、何らかの処置をすること
という3ステップが重要です。
やり方は、ホワイトボードやエクセル、生産管理システムなど
いろいろです。

QCDの派生語

これは製造業あるあるなんですが、3Sしかり、QCDしかり、
どんどん文字が増えていき、内容が追加されます。
(例:3S[整理・整頓・清掃]→5S[整理・整頓・清掃・清潔・躾])

何個もあってキリがないので、いくつか派生語を簡単に解説
していきます。

①QCDE(Environment:環境)
従来のQCDに、E:環境を含めた考え方です。
モノづくりするときには、QCD以外にも、作業者の環境や
省エネなどの地球への環境にも配慮しなければなりません。

②QCDS(Safety:安全性)
従来のQCDに、S:安全性を含めた考え方です。
特に製造業では機械を使うことが多いので、危険と隣り合わせ
です。
そのため、安全性に注意して作業することが重要です。

③P(Productivity:生産性)QCDSM(Morale:士気)E
これだけを説明しているだけで、一つのブログ記事ができる位です。
これまで説明してきた①②の他に、P:生産性、M:士気を付け加えた
7つの要素という考え方です。
正直、これは管理職や経営層が意識する考え方だと個人的には思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
まずは、QCDとは何か?についてイメージを掴めればいいかなと
思います。
復習ですが、QCDとは「生産における3要素」とも言われており、
モノづくりの仕事では意識していかなければならないものです。

①QUALITY(品質)→良い品質なモノを
②COST(価格)→より安く
③DELIVERY(納期)→希望する納期通りに

これを何も見ないで言えるようになると、一味違った感が出てきます(笑)
うちの会社もたまにコンサルで聞かれることがあるのですが、
実際に言葉で言えたり、説明できる人はなかなかいません。
皆さんには、QCDだけでなく、プラスアルファのEやS、発展形の
「PQCDSME」まで目指してもらいたいと思います。

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