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【生産管理】キャリア迷子にならないための2つの方法

生産管理
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たっきー
たっきー

生産管理の仕事にも慣れてきて、余裕が出てきた方に質問です。

「キャリアについて考えていますか?」

生産管理という仕事は、守備範囲が広いです。
オールラウンダーと言えば聞こえが良いですが、「何でも屋」にもなってしまいがち。
毎日納期に追われてせわしなく仕事しているアナタ、キャリアについて考えてみませんか?

僕は生産管理の仕事に就いて、10年以上経った2021年にキャリアについて悩んでいました。
「定年までのあと20年以上を毎日納期に追われるだけでいいのか・・・」

そんな僕がたどり着いたキャリア迷子にならないための2つの方法についてお話しします。

【キャリア迷子にならないための2つの方法】
 ①転職活動をする
 ②資格試験に挑戦する

「え、ありきたりじゃん?」
と思った方、その考え間違っていませんよ(笑)
大事なのは、「他の人からの評価を受ける」ということです。

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生産管理がキャリア迷子になりやすい理由3つ

そもそも生産管理はなぜキャリア迷子になりやすいのでしょうか?

一つ目に、最初に書いた守備範囲の広さです。
納期管理や発注、品質管理、客先対応などやらなければならないことが多岐にわたります。
カッコよく書くと「オールラウンダー」、悪く書くと「何でも屋」の器用貧乏の出来上がりです。

二つ目が、目標が見えにくいことです。
営業だったら売上目標、現場だったら生産性や品質目標があります。
ところが生産管理には、こういった目標がありません。
しいて言うなら、納期遵守率が挙げられますが、現場の生産性に左右されるので、生産管理独自の目標にはなりにくいと思っています。

三つ目は、バックオフィス特有の「普通にやって当たり前」という周囲の考え方です。
生産管理は会社によって全然違います。
大企業のように工程管理や資材管理など細分化されているパターン、僕のように「何でも屋」と化している中小企業のパターンです。
しかし、どれでも共通しているのが「ミスした時の目立ち具合が半端じゃない」ということではないでしょうか。

現場が不良出してもなぁなぁで済まされるのに、生産管理がミスった時だけボロクソに怒られるのおかしくないですか??

Twitterもやってるんですが、僕も含めて生産管理担当者の自己評価が低い感じがします。
これがキャリア迷子になりやすい理由なのではと思いました。
自己評価を高めるには、①自分を褒めるか、②他の人の評価を聞くしかありません。
個人的には①自分を褒めることが一番大事と思っていますが、②も大事です。
そこで、次からはどうやったら他の人の評価を受けることができるかを紹介していきます。

キャリア迷子にならないための2つの方法|①転職活動をする

転職と聞くとハードルが高いと感じますよね。
僕もそう思っています。
でも、「転職活動」と「転職」は別物です。
そして、「転職活動」はローリスクハイリターンなんです。

【転職活動がローリスクハイリターンな理由】
 ・失敗しても失うのは転職活動に費やした時間とお金のみ。
 ・仕事しながらの転職活動なので、時間の管理が重要。
 ・転職活動が上手くいかなければ、今の会社にとどまればいい。
 ・内定を貰っても、気に入らなければ辞退すればいい。
 ・キャリアアップや年収アップできる可能性が高い。
 ・自分の市場価値を客観的に判断してもらえる

僕の場合、「ミドルの転職」という転職エージェントに登録しています。

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現在は転職活動休止中ですが、登録→面談アポイントメント→キャリア相談という流れでした。
コロナ渦でもあったので、電話で1時間程度の面談を行い、
「給与や待遇面から、今の会社にいたままの方が良いのでは?」
というアドバイスを受けました。

相談してよかったと思っています。
理由は、自分のキャリアを第三者の目線で見てもらい、今の給料が適正かを判断してもらえたからです。
自分だけでは市場価値は判断できないので、転職の専門家のアドバイスは必須になります。

現在の会社に満足していて「転職する気はないかな~」という方も登録だけはしておくのがおすすめです。
さらに、定期的に自分のプロフィールを見直して、キャリアについて考えておくことは大事です。
現在の状態がどれだけ続くかわかりません。
常に自分の市場価値は意識しておくべきだと思います。

キャリア迷子にならないための2つの方法|②資格試験に挑戦

もう一つの方法は、資格試験に挑戦することです。
僕はこちらに力を入れました。
具体的に言うと、①「ビジネスキャリア検定(生産管理1級)」②「日商簿記2級」の取得です。

そもそも、資格を取ろうと思ったきっかけが、
「なんとなくで生産管理を10年以上やってきたけど、体系立てては考えてこなかったな~」
という思いからでした。
体系立てて勉強するには、資格勉強という形が効率的です。

①ビジネスキャリア検定(生産管理1級)

生産管理を対象とした資格を調べてみたところ、

【生産管理に関わる資格】
 ・ビジネスキャリア検定(生産管理)
 ・技術士(経営工学部門)
 ・中小企業診断士

と、3つのうち2つが合格率20%以下の超難関国家資格でした。
いきなり国家資格はハードルが高すぎます。
そういう意味で、ビジネスキャリア検定は若手・中堅・幹部まで級ごとに対象が設定されていますので、とっつきやすい資格だと思います。

ビジネスキャリア検定について、書いた記事はこちらです。

【資格試験】ビジネスキャリア検定受けてきた(前編)
こんにちは!たっきーです。このブログで何度か紹介している「ビジネスキャリア検定」を10月2日に受験してきました。ビジネス...

中堅レベルであれば、2級からチャレンジも可能です。
(実際、僕は2級から取り始めました)
このビジネスキャリア検定の生産管理2級、問題点が1つあります。
それは、生産管理分野の2級だけで下のように4区分もあるということです。

ビジネスキャリア検定生産管理2級
 ・生産管理プランニング(製品企画・設計管理)
 ・生産管理プランニング(生産システム・生産計画)
 ・生産管理オペレーション(作業・工程・設備管理)
 ・生産管理オペレーション(購買・物流・在庫管理)
  (令和5年度からは生産管理プランニング・生産管理オペレーションの2区分に統合される予定)

生産管理の業務の広範性からやむを得ないとは思いますが、受験者への負担が大きいです。
来年度からは2区分に統合される予定ですので、取得しやすくなると思います。
特に中堅の方にとっては、生産管理のスキルや知識を確認できる資格としておすすめします。

ホームページに過去問が公開されているので、自分の実力を試してから、受験級を決めましょう。

②日商簿記2級

生産管理のみならず、「社会人にとっての必須知識」と最近話題です。
簿記をやっていると会社のお金の流れが理解できます。
3級で十分という人もいますが、生産管理であれば2級は取っておきたい所ですね。

その理由は、2級になると「工業簿記」が追加されるからです。
工業簿記では、原価計算や損益分岐点・CVP分析といったことを勉強します。
簡単にいうと製品1つをいくらで作れるかがわかります。
これらの知識は、あなたが生産管理の仕事をする上で大きな力になるでしょう。

按分計算の考え方や管理会計の計算方法などが勉強して良かったと思っています。
合格体験記として、後日別記事で書く予定ですので、お楽しみに!

この日商簿記2級ですが、近年難易度が爆上がりしています。
(合格率20%以下、ひどいときは1ケタ台も)
理由は商業簿記で1級だった論点が2級に下がってきたことが大きいのですが…
また、経理職への転職の最低条件になっている企業もちらほらあります。
転職の足掛かりになる資格ですので、険しい道のりですが取得をおすすめします。

まとめ|生産管理がキャリア迷子にならないための2つの方法

生産管理がキャリア迷子にならないためには

①転職活動をする
②資格試験に挑戦する

ということでした。

①転職活動は、ローリスクでキャリアアップ・年収アップに繋がります。
転職活動するなら、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントなら、非公開求人を持っていたり、条件交渉など転職希望者へのサポート体制が充実しています。

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②資格挑戦は、ビジネスキャリア検定や日商簿記がおすすめです。
日商簿記は独学でも可能ですが、考え方が独特なので、ちゃんとした先生に教えてもらった方がいいです。
昔なら予備校一択でしたが、今は通信講座も充実しています。
こちらのCPA会計学院のcpa learninigは、YouTubeにも力をいれており、一押しです。

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今回、「転職活動」と「資格挑戦」にポイントを絞って書いてきました。
この2つに共通することがあります。
それは、「自分の市場価値を上げる」ということです。
年末年始でダラダラしたいのは僕も一緒です。
でも、1日だけ自分の将来のキャリアについてしっかり考える日を作ってみませんか?

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