あなたは骨伝導イヤホンを使ったことはありますか?
電車に乗っていると、「最近、骨伝導イヤホンを使っている方が増えているな~」と感じますね。
→骨伝導イヤホンは見た目が特徴的なので、見たらわかります。
僕は3年前から、Shokz(旧アフター・ショックス)のOPENCOMM(オープンコム)を使っています。
そのきっかけは、夏場に普通のイヤホンを使用していたら、外耳炎になってしまったからです。
汗がイヤホンをつたって、耳の中で雑菌が繁殖して、外耳炎を引き起こしてしまいました。
お医者さんからも、
「たっきーさんの場合は、普通の人よりもイヤホンに気を使ったほうが良いですね」
と忠告されました。
僕の場合、仕事中に車で外出したり、電話したりすることが多いので、イヤホンは必須アイテムです。
ただし、真珠腫性中耳炎の持病を抱えているため、耳に負担をかけずに使えるイヤホンを探していました。
そこで、骨伝導イヤホンにたどり着いたのです。
「たかがイヤホンに、なんで2万円以上も出さなきゃなんないかな~」
と最初は思いました。
でも、過去2回、真珠腫性中耳炎の手術を経験した身としては、健康>お金ということで、骨伝導イヤホンを購入しました。
当時はこの価格帯のものしかありませんでしたが、最近はレンタルや定額制のサブスク、リーズナブルなモデルも充実してきました。
特にShokzの骨伝導イヤホンシリーズは高い&合う合わないがあるので、レンタルでお試しするのがおすすめです。
(今はサブスクで試せるので、羨ましい)
半信半疑で購入した骨伝導イヤホンですが、大満足の買い物だったので、紹介します。
骨伝導イヤホンを3年使った感想
骨伝導イヤホンのメカニズム
骨伝導イヤホンを使っていて不満に感じたこと
まとめ|骨伝導イヤホンをおすすめする理由
骨伝導イヤホンを3年使った感想
骨伝導イヤホンを使った感想を率直に書きます
運転中やランニング、家事などのながら作業に最適
金額が張るけど、長く使えるのでコスパは良い
耳を塞がないので、疲れないのは最高~
形状が特殊なので、机の上などを探す時にめっちゃ楽
骨伝導イヤホンは運転中やランニング、家事などのながら作業に最適です。
一番のポイントは、
「周りの音を聞きながら、音楽などを楽しむことができる」
ことにあります。
工場では安全上の問題から、音楽を聴きながら作業することができないケースが多いです。
なぜなら、音楽を聴くことによって、周囲の音が聞き取りづらくなり、作業者が危険な状況に気づかない可能性が高くなるからです。
例えば、警告音や異常音が聞き取れなかったり、他の作業者や移動する機械に気付かず怪我をすることがあります。
骨伝導イヤホンだと、このような心配がありません。
例えばこんな方に骨伝導イヤホンがおすすめ
子供の面倒を見ながら家事をする方
音楽を楽しみながら体を動かしたい方
骨伝導イヤホンのメカニズム
普通、僕たちが音を聞くとき、音はまず外耳から耳道を通り、鼓膜を振動させます。
この振動は中耳の骨(槌骨、砧骨、やり骨)を通じて増幅され、内耳の蝸牛に伝わり、蝸牛で電気信号に変換され、聴神経を通じて脳に送られ、そこで音として解釈されます。
骨伝導イヤホンは、外耳と鼓膜をバイパスして、直接頭蓋骨を振動させます。
これらの振動は、直接内耳の蝸牛に伝えられ、そこで電気信号に変換され、脳に送られて音として解釈されます。
文字通り、”骨を伝って音を脳に届ける”のです。
これにより、耳が塞がれず、外部の環境音を聞きながら音楽や通話を聴くことが可能となります。
また、耳の問題や特定の聴覚障害を持つ人々でも、骨伝導イヤホンを使って音を聞くことができます。
病院で行う聴力検査でも、皆さんが考えているヘッドホンを使って行う検査の他に、骨伝導を使った検査があります。
僕の場合、真珠腫性中耳炎の持病があるので、普通の人よりも聴力検査の経験が多く、年2回くらいはやっています。
もともと耳の聞こえが良くないので、普通の聴力検査はある程度集中しないと高音を聞き逃します。
個人的には、骨伝導だとそこまで集中しないでも、聞こえることが多いです。
骨伝導イヤホンは慣れるまでは不思議な感じがしますし、健康上問題がないか不安になりますよね。
しかし、この技術は私たちの身体がすでに持っている自然なメカニズムを利用したものなのです。
骨伝導イヤホンを使っていて不満に感じたこと
骨伝導イヤホンを使って不満に感じていることです
僕が実際に骨伝導イヤホンを使用して感じたいくつかの不満について説明します。
音量を大きくしたときのこめかみ部分の振動
充電するのに専用のケーブルが必要
3時間くらいかけていると耳の裏が痛くなる
まず最初に、音量を大きくしたときの振動についてです。
骨伝導イヤホンの仕組みは、音を骨を通して伝えるため、頭蓋骨が直接振動します。
こめかみ部分に振動がくるのですが、音量を上げると、この振動が非常に強くなり、気持ち悪いときがあります。
「音量を上げないで聞けばいいじゃん」
と思うかもしれません。
でも、周囲の雑音が大きいと、音量を上げないと聞こえないので、この振動が一番のデメリットと感じました。
次に、オープンコム専用のケーブルが必要であることについてです。
普通のイヤホンの場合はUSBタイプCやマイクロUSBのような標準的なケーブルで充電します。
オープンコムの場合、充電が必要な時には旅行先や外出時に専用のケーブルを持っていかなければなりません。
旅行に持って行ったのですが、正直「面倒くさいな~」と感じました。
ケーブルを何種類か持ち歩く必要があるのがデメリットですね。
そして、長時間使用すると耳の裏が痛くなることについてです。
骨伝導イヤホンは、一般的に耳の後ろにフィットする形で設計されています。
3時間以上かけ続けていると、イヤホンが接触している耳の裏部分に圧力がかかり、痛みを感じることがあります。
良く言われる音漏れについては特に気になりませんでした。
僕の場合、一人で運転中に使う場合が多いからかもしれません。
電車などの公共交通機関を使う時には、難しそうです。
まとめ|それでも骨伝導イヤホンをおすすめする理由
音楽や動画を楽しむためにイヤホンを使うことは、私たちの日常に欠かせないものになりました。
耳を大切にしつつ、楽しみたいという方には骨伝導イヤホンがおすすめです。
骨伝導イヤホンを使うと、ランニングや家事中に周囲の音を聞きながら、音楽や本の世界を楽しめます。
骨伝導の仕組みを使って音を届けているので、耳に直接負荷をかけずに音を聴くことができます。
これは僕のように耳のトラブルを抱える方や、長時間使用する方にとって、大きなメリットです。
もちろん、デメリットもあります。
音量を大きくすると振動が気になる、特殊な充電ケーブルが必要、長時間使用すると耳の裏が痛くなるといったことがデメリットです。
それでも、私たちの日常に新たな価値をもたらす骨伝導イヤホン。
3年間の使用経験から言えることは、これらのデメリットを上回る価値があるということです。
僕が初めて購入した3年前と違い、3000円~10000円の手に取りやすいモデルも出てきましたし、レンタルサービスもあります。
技術の進歩は凄まじいですね!!
僕は真珠腫性中耳炎の手術後、一時的に聴力が低下しました。
そして他の人に比べると耳の聞こえも悪いです。
その中で感じることは、
「音が聞こえないと、生活の満足度が下がる」
ということです。
音楽やYouTubeなどの動画をイヤホンで聴くことが日常になっています。
「イヤホン難聴」という言葉もあるくらいです。
ご自身のQOL(Quality Of Life)を大事にするためにも、骨伝導イヤホンを一度試してみる価値はありますよ!
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