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【生産管理】生産管理の基礎管理①

生産管理
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こんにちは!たっきーです。
最近、ビジネスキャリア検定の資格試験勉強です。

インプットのために、石川和幸著『最新版図解 生産管理のすべてがわかる本』を購入しました。
その中に生産管理の基礎として、11の基礎管理が出てきたので、解説していきたいと思います。
11の基礎管理についてはこちらです。

生産管理の11の基礎管理
①チーム管理
②スキル管理
③5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)
④作業管理
⑤設備管理
⑥現品管理
⑦品質管理
⑧工程管理
⑨購買管理
⑩物流管理
⑪安全管理

この11の基礎管理のうち、一つでも問題が起きてしまえば、生産管理が行っている計画や実行が根底から揺らいでしまうため、生産管理担当者は注意が必要です。

①チーム管理(チームマネジメント)

【チーム管理の目的】
コミュニケーションの活性化・協力し合える関係を構築することで、チームの生産性を向上させる

ものづくりというのは、チームプレーです。
材料を注文したり、製品を加工したり、検査したり、出荷したり、経理の仕事をしたりと一つの製品を作るために、多くの人がかかわっています。
たくさんの人がいれば、それをまとめる役割の人も必要になります。
そして、そのまとめる方法がチーム管理であり、生産管理が担うべき仕事です。

製造業のチーム管理で特徴的なものが、紹介ボード作りや小集団活動です。
紹介ボード=顔写真入りの自己紹介文や目標を書いて、掲示板に貼っておくことで、作業者同士のコミ
      ュニケーションのきっかけにする
小集団活動=数人のチームが改善テーマを設定し、目標達成に向けた行動をすることで連帯感を強める

生産性の向上以外にも、「社員の離職防止」や「組織の多様性(ダイバーシティ)」というメリットもあります。

②スキル管理

【スキル管理の目的】
個人のスキルを管理・向上させることで、チームの生産性を向上させる

スキル管理というのは、言葉通り、チームメンバーがどんなスキルを持っているのかを「見える化」することです。
メンバーのスキルが上がらないと不良が発生したり、作業に予想以上の時間がかかってしまったりとチームの生産性に影響が出てしまい、良いものづくりができません。
また、作業者自身もネガティブな感情を持ってしまい、悪循環になってしまいます。

そうならないように、作業者に求められるスキルとレベルを設定することで目標となり、達成するにはどうしたらいいかということを作業者自身で考えるための第一歩となります。

スキル管理の方法としては、スキルマップの作成が一般的です。
スキルマップは、「業務で必要なスキルを洗い出し、従業員一人ひとりが持っているスキルを一覧表にしたもの」です。

このスキルマップをもとに教育訓練計画を作成したり、作業者に共有することでモチベーションのアップに繋げたりと様々な使い道があります。

③5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)

【5Sの目的】
職場の環境を改善することで、作業環境を整え、生産性を向上させる

5Sというのは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」のローマ字の頭文字から取った言葉で、ビジネスの基本です。
特に製造業では、5Sの出来具合が生産性や安全性に直結しますので、重要視されます。

5Sについては、詳しく書いた過去記事がありますので、そちらをご覧ください。

【生産管理】基礎用語①(5S)
こんにちは!たっきーです。最近は中間管理職の辛さとプレイングマネジャーの限界をひしひしと感じています。そして、Shift...

まとめ

まずは11個ある管理のうちの3つについて、解説してみました。
本当は図解等を入れてわかりやすくしたいと思っていますので、プレゼン資料の作り方を勉強中です。
スキルマップや星取表は作ったことはあるんだけど、会社のものなのでUPできずすみません。

生産管理の守備範囲は広範です。
品質管理・物流管理・購買管理なんかは独立して管理している会社も多いです。
むしろ、チーム管理やスキル管理が上に来ていた方が予想外でした。
それだけ生産管理にとっては重要なことということですね!
作業管理や工程管理を優先させてしまっている僕にとっては、初心に帰る意味でもよかったと思います。

「ものづくりは人づくり」という言葉があります。
スキル管理のところにも書きましたが、ものづくりをするのは人です。
製造業でもロボット化や機械化は進んでいますが、それを操作するのは人です。
(むしろ、サービス業などに比べると遅いと感じていますが…)

「良いものを作るには良い人材が必要です。
なぜなら、製品のQCDはその作業者の力量で左右されるからです。
企業が存続していくためには売上・利益が必要なので、それを獲得するために絶えず人材育成(人づくり)をしていかなければいけません。」

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